2019-06-06 本日の読書 夜の国のクーパー 夜の国のクーパー 伊坂幸太郎 ファンタジーである 寓話にはなにか意味が込められていように思えると、以前に彼の小説の中のキャラクターが話していたことを思い出す。果たしてこの物語は荒唐無稽のあどべんちゃぁなのか、それとも教訓の込められた寓話なのか。物語は猫の視点、人の視点で組み立てられる。 猫の視点でまず思い出すことは 夏目漱石 我輩は猫である である。とにかく可愛いの印象が強いが、人間や世界の見方はなるほどなと思うところも多い。